講談社Birth


Top>



緊急告知


突然ではありますが、3年にわたり続けてまいりました「講談社Birth」プロジェクト、その応募作の選考に関しては、2011年5月末応募分をもちまして、いったん休まさせていただきます。

「20代以下の新人発掘」は成功し、数多くの未来のスター作家と出会うことができました。イラストレーターの方も同様です。

ただ、他の文学賞などでも、同世代の方が次々とデビューできる環境ができあがったことで、このプロジェクトは一定の役割を現時点では終えたと判断いたしました。伝統ある「新潮」が朝吹真理子さんの小説を掲載し芥川賞に輝いたことや、朝井リョウさんの「小説すばる新人賞」受賞作がベストセラーとなったことなども、その一つでしょう。

20代以下という「ポスト・ロスジェネ」というコンセプトが、年を経ることやリーマンショック以降の急激な市場の変化、ツイッターや電子書籍の普及などで、30歳前後のその世代と20歳前後の新世代に2極分解し、20代以下というコンセプト自体が成立しづらくなったこともあります。はじめに同世代の先輩作家としてお名前を挙げさせていただいた作家の方、たとえば先日、吉川英治文学新人賞に輝いた辻村深月さんたちがすでに30歳になっていることも、20代以下というコンセプトが現時点でも有効かを考えさせられました。

せっかく才能を持った若手を発掘したのに、何よりも私ども編集者の力不足から、どちらかというと選考に体力を取られ、文学賞などを受賞したりベストセラーを書いたりするというまでには現時点では至っていないのは、本当に残念でなりません。ただ、創刊当初の目標にありましたように、近いうちに、「講談社Birth」からデビューした作家の方々、奨励賞を含めお声がけし今後デビューなさる新人の方々から、そういう方や作品が輩出する予感はしております。

予言者ではありませんし、未来はこれからの一人一人の努力によって変化するものではありますが、今後は、発掘より育成に重心を置き、編集活動に励み、年月をかけても創刊当初の目標である、未来のスター作家を育てる務めを達成するつもりでおります。

これからも、「講談社Birth」出身の若手作家たちの作品が、『スミレ刑事の花咲く事件簿』のように、今のレーベルとは違う形でも世に出て行きます。『浜村渚の計算ノート』のようにシリーズ化され、文庫化をにらんでいる作品もあります。ぜひ、今まで以上の応援をよろしくお願いいたします。

2011年4月1日
文芸X出版部長 蓬田勝

(なお、今月末までに応募分につきましても従来通りの選考で行い、最後の5月末までの応募作に関しましても、7月1日にHP上にて選考結果を発表させていただく予定です)

▲ 上に戻る


講談社Birthについて
新刊・既刊リスト
選考結果
メルマガへの登録
講談社Birthトップ

モバイル講談社トップ


(C)Kodansha Ltd.