『僕に彼の愛の手を』
幼なじみの伊勢と誘は、高校の学園祭で「白雪姫」の王子と姫を演じたが、そこで伊勢は逸話を残すまでのある行動を起こした。さらに誘に向けて意味深な言葉を発し、誘を困惑させる伊勢。月日が流れ、仲良く大学生活を過ごす二人の前に、四人の不思議な後輩たちが近づいてきた。究極の愛とはなんだ!?
著者:留永法子(とめながのりこ)
■ プロフィール
1986年、三重県生まれ。昨年関西の大学を卒業。以前から古典をはじめ、漫画や小説作品のオマージュ・二次創作等を行っていたが、2年ほど前から本格的な執筆活動を開始し、現在も積極的に執筆活動を続けている。『闘争』で2009年6月応募締切、第7回「講談社Birth」小説部門奨励賞を受賞。本作品は受賞後の書き下ろし作品。
■ コメント
最初に読んでくださった編集さんの本作に対する解釈が、私と正反対だったことが印象深いです。ネタバレになってしまいそうなので、どんな解釈だったのかはみなさんのご想像にお任せしますが、これから本作を読まれる方がどんなふうに解釈してくださるのか、楽しみにしています。最後に、戯あひさ様。素敵なカバーイラストを描いてくださってありがとうございました。心からお礼申し上げます。
イラスト:戯あひさ(たわむれあひさ)
■ プロフィール
1982年、滋賀県生まれ。千葉県在住。滋賀大学教育学部卒。現在は漫画家として活躍中。ティーンズラブ(TL)を中心に活動しているが、実用漫画や歴史漫画なども執筆しており、さらなる活躍の場を広げている。 http://puritypurity.web.fc2.com/
サイト:http://antialias.jp/
■ コメント
作者様の企みある文章に、すっかり虜です。高潔な世界観を損なわないよう、細心の注意を払ってキャラクターを描かせて頂いたのですが、緊張で最初手がうまく動きませんでした。登場人物全員のキャラクターデザインをしてしまうほど、大好きな作品です。冷たいけども、火傷しそうな絶妙な作品の温度を、少しでも絵から感じていただけたら幸せです。
■ 担当者コメント
奨励賞を受賞してから刊行まで、少し時間がかかってしまいましたが、その分、読者の期待に充分に応えられる作品になりました。読み方によっては、ある意味読者を気持ちよく裏切ってくれるような感覚で、さまざまな角度から作品を味わうことができると思います。はたして、みなさんはどんな感想を抱いてくれるのでしょうか…。