講談社Birth


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『神の一球』




著者:七原七典
イラスト:晴
1,050円(税込)[11/01/20発売]

第20回募集最終選考通過作
講談社ブックプラスで配信中

高校入学直前、野球嫌いの繭村剣(まゆむら つるぎ)の前に「野球の神様」と称する老人が現れる。老人は誰にも打てない「神の一球」を繭村に授け、この球で天才スラッガー・佐野慶司を三年間抑え込めと命令する。仕方なく野球部に入った繭村だが、そこにいたのは、一癖も二癖もある部員ばかりで、デコボコもいいところ・・・・・・。
真夏の香川を舞台に繰り広げられる、涙の野球ファンタジー。ああ、やっぱり野球はおもしろい!



著者:七原七典

プロフィール
1989年生まれ。野球漫画をこよなく愛する香川県在住の大学生。旺盛な筆力の持ち主で「講談社Birth」の発足当初から多数の作品を応募してきた。自らの野球経験を活かして書かれた本作(『ソクラテスはお前一人じゃない』から改題)で、第20回「講談社Birh」小説部門賞を受賞

コメント
「ダメだ、何を書けばいいのか分からない」
そんな愚痴をこぼしながら、私はこのコメントを書きました。本当に何を書けばいいのかまったくわからなかったんです。たとえばここで「この作品は神懸(かみがか)って面白い」とか「この作品には、私の人生が詰まっています」みたいなことを書いても、それを喜んで読む人などいないでしょう。きっと単純に、イラっときて終わるだけだろうと思います。かといって、「俺は舌が溶けるほど苦汁をなめて、地獄の底から這い上がるような努力を重ねてきた」なんて、そんな見栄を張っただけの嘘八百を並べるのも絶対に違うと思います。必死に努力してきた人や、命がけで何かをやってきた人ならば、その経験を自信満々に書き込めるのでしょうが、正直な話、私には胸を張って人に話せる自慢など何一つありません。ようするに、偉い人間じゃないから、偉そうなことを書きたくないんです。でも、こういった場では、何を書いても偉そうに見えてしまうから、どうしても手が止まってしまうんですよね。だからと言って何も書かないというのも違うと思うで、作品について一言だけ書こうと思います。どれだけ上質な話だろうと、面白くなければ意味がない。それを信念に生きてきたバカが、とにかく面白さだけを追求して書いた話……それが今回の作品です。 よろしければ、読んでみてください。



イラスト:晴

プロフィール
1986年生まれ、福岡県在住。高校卒業後、講談社フェーマススクールズを受講。 ロゴマークやデザインなどにも興味があり、様々な公募やコンペ、イベントなどに参加しつつフリーのイラストレーターとして活動中。

コメント
出てくるキャラクター達が、それぞれガツンッとくる個性を持っていて絵に起こす事がとても楽しかったです。主人公の強い意志が感じられる絵を描きたかったので表紙を見てそれが伝われば幸いです。
私は文章を読むのは少し時間がかかる方なのですが、コミカルでテンポが良く、とても勢いのある文章で、スムーズにお話に入り込む事ができ、あっという間に読んでしまいました。引き込まれるってこういう事なのだなと実感しました。何か一つでも好きなものがある人ならば必ずぐっとくるお話しです。
この作品に関われた事を心より感謝致します。



担当者コメント

甲子園には魔物が棲んでいるそうですが、香川県には野球の神様がいるみたいです。読中、登場する野球部員たちが、健気で、カッコよくて、なぜだか少し涙が出ました。読後、久しぶりに野球がしたくなりました。魔球を投げられないすべての人に読んでもらいたい作品です。

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