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『天駆ける皇子』




著者:藤ノ木陵
イラスト:對馬有輝子
1,470円(税込)[10/1/12発売]

講談社ブックプラスで配信中

文芸評論家・縄田一男氏絶賛!
「仏の慈悲を断たれた男たちの凄まじい権力抗争を鮮やかにあぶりだす。いま最も注目する歴史小説作家による古代史小説の傑作だ!」


585年、飛鳥の都――。時の大王の崩御に伴い、皇位継承争いに名乗りを上げた穴穂部王子だったが、豪族・蘇我馬子と物部守屋の権力抗争が激しさを増す中で、その運命はやがて思いもよらない方向をたどっていく……。次世代注目作家の本格歴史ロマンの新境地!



著者:藤ノ木陵

プロフィール
ふじのきりょう。1982年横浜市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。2006年、処女作『君があたりは』で第2回ハーレクイン社ショート・ラブストーリー・コンテストの大賞を受賞。2009年、『駒、玉のちりとなり』で「講談社Birth」より長編デビュー作品を刊行。日本の古代史を中心とした本格歴史小説を執筆する。

コメント
歴史小説は、それがどれほど時代考証を重ねたものであっても、小説という形態である以上、結局は「こうあってほしい」という書き手側の妄想に過ぎません。しかし、「もしかしたら本当にこうだったんじゃないか」と読み手に思ってもらえた瞬間だけ、この妄想は鮮やかな真実に変われるのだと思います。『天駆ける皇子』は、激動の六世紀末、それぞれの掲げる幻をひたすら追い求めた人たちの話です。果たして彼らが見たものは全くの妄想だったのか、あるいはそれが一欠片でも真実に変わる余地はあったのか。この話を読んで、そこに何らかの色形を感じていただけたら、私にとって、また私の妄想である彼らにとって、何より嬉しいことです。



イラスト:對馬有輝子

コメント
「天駆ける皇子」というタイトルを聞いたとき、一番に「厩戸皇子」を思い浮かべました。装丁は、颯爽と駆け抜ける皇子と馬たちに、背景一面に広がる唐草が溶け込むように描きました。大きな歴史の流れのひとつとなった皇子の生き様は、私たちにもう一度日本の心を思い出させてくれるのではないでしょうか。




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