『人生めいろ』さとみ彩
ずっと同じ温度が続いている気がする。楽しいとかおもしろいとか感じにくいようにしてしまったのでは?
『霊氷』崎田圭人
出だしの発想はおもしろかったが、それ一発だけで、読み進むにつれ平凡な小説になってしまった。
『ハブアグッドムーン,ミスター・アームストロング!』山桜隼二
自分に酔って書いている感じがしてしまった。わかってもらえないかもという恐怖を感じる繊細さが必要。
『EVIL★SIGHN(イヴィル・サイン)』哀橙憂希
抽象的ではないのだが、表現にメリハリがないので、だんだん作者の書こうとすることがわからなくなる。
『竜の心臓』河原友哉
作者の頭の中にある設定が読者にきちんと伝わるようになっていないため、非常に読むのが大変だった。
『ヘイ ダディ』静岡県・SK
これを時系列を変え200枚にまとめたら、どんな小説になるだろうか。まずはそこから挑戦を。
『逆ストーカー日記』田中パセリ
彼氏の浮気がばれる所までは少し長すぎるが良かった。そのあとの展開をもっと磨いていけば……。
『ハハハ───』浅間コータロー
連作ではなく長編を、構成を考えながら書くように習慣づけないと、同じ場所からは脱出できない。
『悪霊の慈愛』若杉いをり
決して悪くはないのだが、逆にこれはすごいと推したくなる小説ではなかった理由を考えてほしい。
『ふることふみ』多葉井憲典
歴史に材を取っている以上、実際の歴史・神話よりおもしろい・意外だと思わせる内容を目指してほしい。
『We Are Enpty World』来栖雅
読んでいて1文1文はわかるのだが、長い段落が終わると「何だったっけ?」となってしまうのは、良くない。
『深海魚の足の裏』佐藤浩介
まだ小説を書き始めたばかりの印象。登場人物の名前や発言ひとつにも、これでいいか悩んでほしい。
『向日葵が咲く頃に』小山祐介
大学生の頃を思い出す書き方はダメ。いま生きていて悩んでいることにぶつかっていく勇気を持とう!
『僕らのコトバ』小町想架
ファンタジーで人間の内面を描こうとしたのはいいが、逆にどちらも中途半端になってしまった印象だった。
『離島物語』濱田語録
連作短編にせず長編で構成を考えれば、もっとよくなったのでは。今のままでは弱い。作中劇もよくない。
『銀色夜叉』岡村勇作
自分ひとりの世界という気がする。こういう世界を表現するのは非常に難しく、人一倍の努力あるのみ。
『脱走者』鈴鳴月
登場人物の設定は良かった。キャラクターはもっとメリハリ付けて。ストーリーにもひと工夫を!
『腐った青春の日々を彩れ』潮戸照明
発想と書きたいことはいいけど、やっぱり退屈では。自分の見聞を生かした、おもしろい蘊蓄も必要では。
『クレイジーユーザー』ごくう
途中なのは仕方ないが、ミステリー的なおもしろさを表現しようとしていないような気がする。
『莢蒾詩』湖山憲
韓流ドラマのようで、この手の小説なら受け入れてくれる賞が他にあるかも。雰囲気はいいので。
『One night magic』朝倉春
宮崎駿さんが「火を焚いたことのない人間は焚き火が描けるわけがない」と言ったのと同じような感想だ。
『細く、つたない、どこまでも曖昧な繋がり』飯島要一郎
きちんと情景を描写しようとしているのは感心する。ただ、物語にメリハリがないので、長く感じてしまう。
『脳うなぎ』山中望
病気を扱うときは、科学的な根拠と症状ゆえの社会からの偏見をしっかり勉強してからでないとダメ。
『籠の中の鵺』涼森夏
西尾維新ファンらしき小説だが、名作を読んで、ユーモアと本格ミステリーをもっと力を付けてほしい。
『何もわかっちゃいない』高橋遼来
15歳を主人公にしたなら、15歳に読んでもらえる小説にすべき。もっと今の自分を見つめて書いてほしい。
『罪の果て』大江憂歌
おもしろいことを書こうとしているようだし、ユニークな発想もあるようだが、名作を読んで文章力を付けて!
『戦国の女神』宮脇葵蓮
この主人公を選んだセンスはいい。女性からの視点を強くしてほしかったし、時期を絞った方が良かった。
『baka』三浦海
文章にテンポが足りず、場面にメリハリがないため、おもしろさがまだ足りない。設定など悪くないが。
『10-ten-』サカイキョウコ
昔を振り返る形の小説は、結論が見えているような気がして、おもしろみに欠けやすいので気をつけて。
『瀬戸際高木神防衛軍』大友順貴
一般人から見たホームレスでしかないので、主人公に入っていけない。実体験までしなくてもいいが……。